【最新】浮気探偵の料金相場と費用を安く抑えるコツ|調査日数別の目安や慰謝料の相場も解説

パートナーの行動に不審な点があり、「もしかして浮気?」と疑念を抱き始めると、夜も眠れないほど不安な気持ちになりますよね。

真実を確かめたいけれど、探偵に依頼するとなると高額な費用がかかるのではないか、そもそも料金システムがよくわからない、と一歩踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんなあなたの悩みを解決するために、浮気探偵の料金相場や内訳、調査日数別の費用目安、そして気になる慰謝料の相場まで、わかりやすく解説します。
さらに、調査費用を少しでも安く抑えるための具体的なコツや、信頼できる探偵の選び方、実際に証拠を掴むまでの流れについても詳しくご紹介します。


この記事を読めば、浮気調査に関する費用面の不安が解消され、冷静に次の行動を考えるための一助となるはずです。
自分だけで抱え込まず、まずは正しい情報を得て、最善の解決策を見つけましょう。

【この記事でわかること】

目次

浮気探偵の調査にかかる料金相場と内訳


パートナーの浮気を疑い、探偵への依頼を考え始めたとき、まず気になるのが調査費用ではないでしょうか。

探偵の料金システムは一見複雑に感じるかもしれませんが、その内訳を理解することで、納得のいく依頼ができるようになります。
一般的に、浮気調査の費用は「人件費」「経費」「手数料」の3つの要素で構成されています。

それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
これらの内訳を知ることで、見積もり内容を正しく評価し、不当に高額な請求を避けることにも繋がります。
また、探偵のスキルによっても費用が変動することがあるため、その点も考慮に入れることが大切です。

安心して調査を任せられる探偵事務所を選ぶためにも、まずは料金の仕組みをしっかりと把握しておきましょう。

探偵への人件費はどれくらいかかる?


浮気調査の費用の中で最も大きな割合を占めるのが、調査員の人件費です。

これは、調査員が実際に稼働する時間に対して支払われる費用で、1時間あたりの単価に調査員の人数と稼働時間を掛け合わせて算出されるのが一般的です。
多くの探偵事務所では、調査員2名体制を基本としており、1時間あたりの単価は1名につき1万円~2万5千円程度が相場とされています。

例えば、調査員2名で5時間調査を行った場合、人件費だけで10万円~25万円程度かかる計算になります。
調査が深夜や早朝に及ぶ場合や、尾行が難しい場所での調査など、特殊な状況下では割増料金が発生することもあります。
また、経験豊富でスキルの高い調査員は単価が高くなる傾向にありますが、その分、効率的に証拠を収集できる可能性も高まります。

見積もりを取る際には、調査員の人数や時間単価、割増料金の有無などをしっかりと確認しましょう。

調査に必要な経費とは?


浮気調査を行う際には、人件費以外にも様々な実費、いわゆる経費が発生します。

これらは調査を遂行するために必要不可欠な費用であり、依頼者が負担するのが一般的です。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。

  • 交通費:調査員の移動にかかる電車代、バス代、タクシー代、ガソリン代、高速道路料金など。
  • 車両費:調査に車両を使用する場合のレンタル代や維持費、駐車場代など。
  • 宿泊費:調査が遠方や深夜に及ぶ場合に発生するホテル代などの宿泊費用。
  • 機材費:特殊なカメラや録音機材などを使用する場合のレンタル料や購入費用。
  • 施設利用料:調査対象者が利用する可能性のある飲食店やレジャー施設などへの入場料や飲食代。

これらの経費は、調査の状況によって大きく変動します。
例えば、対象者が頻繁に車で移動する場合はガソリン代や高速料金がかさみますし、遠方へ旅行に行った場合は高額な宿泊費が発生することもあります。
探偵事務所によっては、基本料金に一定の経費が含まれている場合や、経費の上限を設けている場合もありますので、契約前に経費の取り扱いについてもしっかりと確認しておくことが重要です。

領収書の提示を求めるなど、透明性の高い事務所を選びましょう。

探偵事務所が請求する手数料について


探偵事務所に浮気調査を依頼する際、人件費や実費経費の他に、事務所が独自に設定している手数料が発生することがあります。

この手数料は、調査報告書の作成費用、機材の使用料、契約事務手数料など、様々な名目で請求されることがあります。
探偵事務所によっては、基本料金としてこれらの手数料を一定額含んでいる場合もあれば、別途請求される場合もあります。

また、「成功報酬」という形で、浮気の証拠が取れた場合にのみ発生する手数料を設定している事務所も存在します。

成功報酬型の場合、一見するとリスクが低いように感じられますが、「成功」の定義が曖昧であったり、基本料金が高めに設定されていたりすることもあるため注意が必要です。

契約前には、どのような手数料が、いつ、いくら発生するのかを詳細に確認し、不明な点は遠慮なく質問することが大切です。

見積書に記載されている項目を一つひとつ丁寧にチェックし、納得した上で契約に進むようにしましょう。

探偵のスキルが調査費用に与える影響


探偵の調査スキルは、浮気調査の費用に間接的ながら大きな影響を与える要素です。

経験豊富で高度なスキルを持つ探偵は、効率的に証拠を収集できるため、結果的に調査期間が短縮され、総費用を抑えられる可能性があります。
例えば、尾行や張り込みの技術が未熟な探偵の場合、対象者を見失ったり、調査が発覚してしまったりするリスクが高まります。

そうなると、再調査が必要になったり、調査が長引いたりして、余計な時間と費用がかかってしまうことになりかねません。
一方で、スキルの高い探偵は、対象者の行動パターンを的確に予測し、無駄のない調査計画を立てることができます。
また、最新の調査機材を効果的に活用し、鮮明で決定的な証拠を短時間で押さえる能力にも長けています。

そのため、時間単価が多少高くても、最終的な費用対効果を考えると、スキルの高い探偵に依頼する方が賢明な選択となるケースも少なくありません。
探偵事務所を選ぶ際には、料金だけでなく、実績や調査員の質、口コミなども総合的に比較検討することが重要です。

浮気調査にかかる日数と費用の目安


浮気調査を依頼するにあたって、どれくらいの期間で結果が出るのか、そしてそれに伴う費用はどの程度なのかは、多くの方が気にされる点でしょう。

調査にかかる日数は、浮気の頻度や依頼者が持っている情報の量、求める証拠のレベルによって大きく変動します。
例えば、パートナーが毎週特定の曜日に浮気をしている可能性が高いなど、ある程度行動パターンが絞り込めている場合は、短期間で証拠を押さえられることもあります。

しかし、情報が少ない場合や、不貞の証拠として法的に有効なものを求める場合は、ある程度の期間が必要になることも覚悟しておかなければなりません。
ここでは、調査期間に応じた費用の目安について、具体的なケースを交えながら解説していきます。
ご自身の状況と照らし合わせながら、おおよつの予算感を掴んでみてください。

短期間(数日~1週間)での浮気調査の費用目安


パートナーの浮気に関する情報がある程度あり、特定の曜日や時間帯に怪しい行動が見られる場合、短期間での調査で結果が出る可能性があります。

例えば、「毎週金曜日の夜に会社関係の飲み会と偽って出かけている」「特定の人物と頻繁に連絡を取り合っている」といった具体的な情報があれば、調査の焦点を絞りやすくなります。
このようなケースで、数日から1週間程度の短期間調査を行う場合の費用目安は、一般的に20万円~60万円程度となることが多いようです。

調査員2名体制で、1日数時間程度の稼働を想定した場合の金額です。
ただし、これはあくまで目安であり、調査の難易度や必要な証拠のレベル、使用する機材、経費などによって変動します。
短期間で証拠を押さえられれば、精神的な負担も費用も最小限に抑えることができますが、焦って不十分な証拠しか得られないという事態は避けたいものです。

探偵とよく相談し、状況に応じた適切な調査プランを立てることが重要です。
見積もり時には、追加料金が発生するケースについても確認しておきましょう。

1ヶ月以上の長期間調査の料金プラン


浮気の疑いはあるものの、具体的な日時や相手が特定できていない場合や、相手が非常に警戒心が強く、なかなか尻尾を出さないケースでは、調査が1ヶ月以上の長期間に及ぶこともあります。

また、離婚裁判で確実に有利になるような、複数回の不貞行為の証拠を求める場合も、長期的な調査が必要となるでしょう。
このような長期間の調査に対応するため、多くの探偵事務所では「パック料金プラン」を用意しています。

パック料金プランは、一定の調査時間(例えば20時間、50時間、100時間など)をまとめて契約することで、1時間あたりの単価が割安になるシステムです。
費用目安としては、20時間パックで30万円~80万円程度、50時間パックで70万円~150万円程度、100時間パックになると120万円~250万円程度が相場とされています。
長期間の調査では、経費も積み重なるため、パック料金にどこまでの経費が含まれているのかを事前に確認することが非常に重要です。

また、契約した時間を消化しきれなかった場合の返金の有無や、逆に時間を超過した場合の追加料金についても、契約前にしっかりと確認しておきましょう。

浮気の事実確認だけの場合の費用相場


「裁判で使うような決定的な証拠までは必要ないけれど、まずはパートナーが本当に浮気をしているのかどうか、その事実だけを確認したい」というニーズもあるでしょう。

例えば、離婚は考えていないが、浮気をしているのであれば今後の関係性を見直したい、あるいは浮気の事実を突きつけて反省を促したい、といったケースです。
このような、浮気の事実確認を主な目的とする調査の場合、比較的短時間・低予算で済む可能性があります。

調査の焦点が「浮気の有無」に絞られるため、1回または数回のピンポイントな調査で状況が判明することもあります。
費用相場としては、10万円~30万円程度が目安となるでしょう。
ただし、この費用で得られる証拠は、必ずしも法的に強いものとは限りません。

あくまで状況証拠の一つとして、パートナーとの話し合いの材料にする、といった位置づけになることが多いです。
もし調査を進める中で、やはり法的に有効な証拠が必要だと判断した場合には、追加調査やプランの変更が必要になることもあります。
探偵とよく相談し、調査の目的を明確にした上で、適切なプランを選ぶことが大切です。

裁判で有効な証拠を得るための調査費用


離婚や慰謝料請求を有利に進めるために、裁判でも通用するような強力な浮気の証拠を求める場合、調査費用は高額になる傾向があります。

裁判で不貞行為を立証するためには、パートナーと浮気相手がラブホテルに出入りする写真や動画など、肉体関係があったことを明確に示す証拠が複数回分必要となるのが一般的です。
このような証拠を確実に押さえるためには、長期間にわたる慎重な調査や、高度な撮影技術、高性能な機材が不可欠となります。

そのため、調査員のスキルや経験もより高いものが求められ、人件費も高くなる傾向にあります。
費用相場としては、50万円~150万円以上かかるケースも珍しくありません。
調査期間も数週間から数ヶ月に及ぶことがあり、その間の経費も考慮に入れる必要があります。

高額な費用がかかるからこそ、信頼できる探偵事務所を選び、事前に調査計画や報告書の質、裁判での証拠能力について十分に説明を受けることが重要です。
また、弁護士と連携している探偵事務所であれば、法的な観点からのアドバイスも期待できるでしょう。

浮気調査におすすめの料金プラン


浮気調査を依頼する際、探偵事務所から提示される料金プランは主に「時間制料金プラン」と「パック料金プラン」の2種類があります。

どちらのプランが自分に適しているのかは、現在の状況や調査の目的によって異なります。
例えば、パートナーの怪しい行動が特定の日に集中しているのか、それとも不定期で予測が難しいのか、また、どの程度の証拠を求めているのかによって、最適なプランは変わってきます。

それぞれのプランにはメリットとデメリットがあるため、それらを理解した上で、自分の状況に最も合ったプランを選択することが、費用を抑えつつ効果的な調査を行うための鍵となります。
ここでは、それぞれの料金プランがどのようなケースにおすすめなのか、具体的な特徴とともに解説していきます。
ご自身の状況を整理しながら、どちらのプランがより適しているか考えてみましょう。

時間制料金プランがおすすめなケース


時間制料金プランは、調査員1名あたりの1時間単価に、実際に稼働した調査員の人数と時間を掛け合わせて費用を算出する方式です。

このプランがおすすめなのは、パートナーの浮気の日時がある程度特定できている場合や、短期間でピンポイントに調査を行いたい場合です。
例えば、「毎週水曜日の夜に特定の場所へ行っているようだ」「今度の週末に浮気相手と会う約束をしているらしい」といった情報があれば、無駄な調査時間を省き、効率的に証拠を押さえられる可能性があります。

また、まずは数時間だけ試してみて、状況に応じて調査を継続するかどうかを判断したいという方にも適しています。

特徴1時間あたりの料金が明確
メリット・短時間なら費用を抑えられる

・調査時間を柔軟に調整できる

・必要な分だけ依頼しやすい

デメリット・長時間になると高額になる

・経費が別途かかる場合が多い

・調査が長引くと予算オーバーの可能性

おすすめなケース・浮気の日時がある程度特定できている

・ピンポイントで短時間調査したい

・お試しで調査を依頼したい

ただし、時間制プランの場合、調査が予想以上に長引いてしまうと、総費用がパックプランよりも高額になってしまうリスクもあります。
また、経費(交通費、車両費など)が別途請求されることが多いため、総額がいくらになるのかを事前にしっかり確認しておくことが重要です。

パック料金プランを選ぶべきケース


パック料金プランは、あらかじめ設定された一定の調査時間(例:20時間、30時間、50時間など)をまとめて契約する方式です。

1時間あたりの単価が時間制プランよりも割安に設定されていることが多く、長期間の調査が見込まれる場合や、浮気の日時が特定できず広範囲な調査が必要な場合に適しています。
例えば、「いつ浮気をしているのか全く見当がつかない」「相手が非常に用心深く、証拠を押さえるのに時間がかかりそうだ」といった状況では、パック料金プランの方が結果的に費用を抑えられる可能性があります。

また、諸経費が含まれているプランも多く、予算管理がしやすいというメリットもあります。

特徴一定時間分の料金がセットになっている
メリット・時間単価が割安になることが多い

・長期間の調査でも予算の見通しが立てやすい

・諸経費込みのプランが多い

デメリット・契約時間内に証拠が取れても返金がない場合がある

・短時間で終わると割高になる可能性

・不要な時間分まで契約してしまうリスク

おすすめなケース・浮気の日時が特定できていない

・長期間の調査が必要と予想される

・広範囲な調査が必要な場合

・予算をあらかじめ確定させたい

パック料金プランを選ぶ際には、契約時間内に調査が完了しなかった場合の追加料金や、逆に早く終わった場合の返金の有無などを事前に確認しておくことが大切です。
また、パックに含まれる調査内容や経費の範囲もしっかりと把握しておきましょう。
探偵とよく相談し、状況に合った適切な時間数のパックを選ぶことが重要です。

浮気調査後に請求できる慰謝料の相場


パートナーの浮気が発覚し、探偵による調査でその証拠を掴んだ後、多くの方が考えるのが慰謝料請求ではないでしょうか。

浮気は法律上「不貞行為」とされ、婚姻共同生活の平和を害する行為として、精神的苦痛に対する損害賠償、つまり慰謝料を請求する権利が認められています。
しかし、実際にどれくらいの金額を請求できるのか、その相場は一体いくらなのか、具体的なイメージが湧かない方も多いと思います。

慰謝料の金額は、浮気の状況や婚姻期間、離婚するかどうかなど、様々な要因によって変動します。
ここでは、ケース別に慰謝料の相場や、金額が増減する可能性のある要因について詳しく解説していきます。
慰謝料請求を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

婚姻関係を維持する場合の慰謝料の目安


浮気が発覚したものの、離婚はせず、今後も婚姻関係を続けていくことを選択した場合でも、浮気をしたパートナーや浮気相手に対して慰謝料を請求することは可能です。

この場合の慰謝料は、浮気によって受けた精神的苦痛に対する賠償という意味合いが強くなります。
婚姻関係を継続する場合の慰謝料の相場は、一般的に50万円~100万円程度とされています。

ただし、これはあくまで目安であり、浮気の期間や頻度、悪質性、発覚後のパートナーの反省度合いなど、個別の事情によって金額は変動します。
例えば、一度きりの過ちで深く反省している場合と、長期間にわたり悪質な浮気を繰り返していた場合とでは、当然ながら慰謝料額も変わってきます。
また、浮気相手にのみ請求する場合や、パートナーと浮気相手の双方に請求する場合など、請求の仕方によっても交渉の進め方が異なります。

専門家である弁護士に相談し、適切な請求額や方法についてアドバイスを受けることをお勧めします。

別居を選択した際の慰謝料相場


パートナーの浮気が原因で、離婚には至らないものの、別居を選択するというケースもあります。

この場合も、浮気をした配偶者やその浮気相手に対して慰謝料を請求することが可能です。
別居を選択した場合の慰謝料相場は、一般的に100万円~200万円程度とされています。

これは、婚姻関係を維持する場合よりも精神的苦痛が大きいと判断される傾向にあるためです。
別居に至った経緯や、浮気の態様、婚姻期間、未成年の子の有無などが、慰謝料額を算定する上で考慮される要素となります。
例えば、浮気が直接的な原因で平穏な家庭生活が破綻し、やむなく別居せざるを得なくなったという状況であれば、慰謝料額は高くなる可能性があります。

また、別居期間中の婚姻費用(生活費)の分担についても、別途話し合う必要があります。
慰謝料請求と合わせて、今後の生活設計についても考える必要があるため、法的な知識を持つ専門家に相談しながら進めるのが賢明です。

離婚する場合の慰謝料はいくら?


パートナーの浮気が原因で離婚に至る場合、請求できる慰謝料の額は最も高くなる傾向にあります。

これは、浮気によって婚姻関係が破綻し、離婚という重大な結果を招いたことによる精神的苦痛が非常に大きいと評価されるためです。
離婚する場合の慰謝料の相場は、一般的に200万円~300万円程度とされていますが、事案によってはこれを大きく上回ることも、下回ることもあります。

慰謝料額を決定する際には、以下のような様々な要素が総合的に考慮されます。

  • 浮気の期間や頻度、回数
  • 浮気の態様(悪質性、計画性など)
  • 婚姻期間の長さ
  • 未成年の子の有無や人数
  • 浮気が原因で受けた精神的苦痛の度合い
  • 浮気をした側の社会的地位や支払い能力
  • 浮気をされた側の経済状況

例えば、長年の婚姻期間があり、子どももいる家庭で、悪質な浮気が長期間にわたって繰り返された結果、精神的に深く傷つき離婚に至ったようなケースでは、慰謝料は高額になる可能性があります。
逆に、婚姻期間が短く、浮気も一度きりで、すぐに謝罪があったような場合は、相場よりも低くなることもあります。
離婚に伴う慰謝料請求は、財産分与や養育費など、他にも決めなければならないことが多く複雑なため、弁護士に相談して適切な手続きを進めることを強くお勧めします。

慰謝料が増減するケースとその理由


浮気の慰謝料額は、法律で一律に定められているわけではなく、個別の事情によって大きく増減します。

そのため、前述した相場はあくまで一般的な目安として捉えておく必要があります。
では、具体的にどのような場合に慰謝料が増額され、どのような場合に減額されるのでしょうか。

主な要因を理解しておくことで、ご自身の状況を客観的に把握し、適切な請求額を検討するのに役立ちます。


慰謝料が増額する主なケースとその理由:

  • 浮気の期間が長い、頻度が多い:精神的苦痛が大きいと判断されるため。
  • 浮気の態様が悪質(計画的、隠蔽工作など):背信行為の度合いが高いと見なされるため。
  • 婚姻期間が長い:長年築いてきた信頼関係を裏切られた精神的ダメージが大きいため。
  • 未成年の子がいる:子どもの養育への影響や精神的負担が考慮されるため。
  • 浮気が原因で精神疾患を発症した:明確な損害として評価されやすいため。
  • 浮気をした側が反省していない、謝罪がない:不誠実な態度が精神的苦痛を増大させると判断されるため。
  • 浮気相手が妊娠・出産した:婚姻関係の破綻を決定的にする重大な事態と見なされるため。


慰謝料が減額する主なケースとその理由:

  • 浮気の期間が短い、一度きりの過ち:精神的苦痛が比較的軽微と判断されるため。
  • 浮気前から夫婦関係が破綻していた:浮気が直接的な破綻の原因とは言えないと判断されるため。
  • 浮気をされた側にも落ち度があった(DV、モラハラなど):責任の一端があると見なされるため。
  • 浮気をした側が真摯に反省し謝罪している:精神的苦痛の回復に努めていると評価されるため。
  • 浮気をした側の支払い能力が低い:現実的に支払える範囲での請求となるため。

これらの要因は複雑に絡み合って慰謝料額に影響を与えるため、一概に「この場合はいくら」と言い切ることは困難です。
ご自身のケースで適切な慰謝料額を知りたい場合は、証拠を持って弁護士に相談するのが最も確実な方法です。

浮気調査の費用を安く抑えるためのポイント


探偵への浮気調査依頼は、決して安い買い物ではありません。

だからこそ、できる限り費用を抑えたいと考えるのは当然のことです。
無駄な調査を省き、効率的に証拠を掴むことができれば、結果的に調査費用を安く抑えることに繋がります。

そのためには、依頼者自身が事前にできることや、探偵選びの際に注意すべき点があります。
何も準備せずに丸投げしてしまうと、調査が長引いたり、不要な費用が発生したりする可能性も否定できません。
ここでは、浮気調査の費用を賢く抑えるための具体的なポイントを3つご紹介します。

これらのポイントを実践することで、費用対効果の高い調査を実現し、経済的な負担を少しでも軽減することができるでしょう。

パートナーの行動に関する情報収集を徹底する


浮気調査の費用を抑える上で、最も重要かつ効果的なのが、依頼者自身による事前情報収集です。

探偵はプロですが、依頼者から提供される情報が多ければ多いほど、調査計画を立てやすくなり、無駄な動きを減らすことができます。
結果として、調査時間の短縮につながり、費用削減が期待できるのです。

具体的に収集しておきたい情報は以下の通りです。

  • パートナーの日常的な行動パターン:勤務時間、帰宅時間、休日によく行く場所など。
  • 怪しいと感じる行動:特定の曜日や時間帯の外出、不自然な残業や出張、スマホを肌身離さず持つようになったなど。
  • 浮気相手に関する情報(もしあれば):名前、勤務先、容姿、関係性など。
  • 使用している車や交通手段:車種、ナンバー、よく使う路線など。
  • 最近のクレジットカードの利用明細や領収書:不審な支出がないか確認。

これらの情報をメモなどにまとめて整理し、探偵に提供することで、調査の焦点を絞り込みやすくなります。
ただし、自分で尾行したり、危険な方法で情報を得ようとしたりするのは避けましょう。
法に触れる行為や、パートナーに感づかれて警戒心を強めさせてしまうリスクがあります。

あくまで合法的な範囲で、無理なく収集できる情報を集めることが大切です。

浮気する日程を特定して調査日数を減らす


浮気調査の費用は、調査日数や調査時間に大きく左右されます。

そのため、パートナーが浮気をしている可能性が高い日時を特定できれば、調査日数を大幅に減らし、費用を大きく抑えることができます。
やみくもに長期間調査を依頼するのではなく、ピンポイントで調査日を設定することが賢明です。

例えば、パートナーの過去の行動パターンや、最近の言動、スマートフォンの履歴(見れる範囲で)、クレジットカードの明細などから、「この日に浮気相手と会うのではないか」という推測を立ててみましょう。
「毎週金曜日の夜は必ず飲み会で遅くなる」「特定の記念日やイベントの日に不自然な予定が入っている」など、何かしらの傾向が見えてくるかもしれません。
また、浮気相手との連絡手段が分かれば、そこから次の密会の日時を予測できる可能性もあります。

もちろん、確実に特定することは難しいかもしれませんが、ある程度絞り込むだけでも、探偵は効率的な調査計画を立てやすくなります。
探偵に相談する際には、こうした予測される日時を伝えることで、より的確なアドバイスや見積もりを得られるでしょう。

調査能力の高い探偵に依頼して短期間で終わらせる


浮気調査の費用を抑えるためには、調査能力の高い、信頼できる探偵を選ぶことが非常に重要です。

一見すると、料金が安い探偵事務所に惹かれがちですが、調査力が低いと証拠を掴むまでに時間がかかり、結果的に総費用が高額になってしまうケースも少なくありません。
また、質の低い証拠しか得られず、再調査が必要になることもあります。

調査能力の高い探偵は、長年の経験と実績に裏打ちされたノウハウを持ち、最新の調査機材を駆使して、効率的かつ確実に証拠を収集します。
尾行や張り込みのスキルが高く、対象者に気づかれるリスクも最小限に抑えられます。
そのため、短期間で決定的な証拠を押さえることができ、結果として調査費用を抑えることにつながるのです。

探偵事務所を選ぶ際には、料金だけでなく、以下の点も確認しましょう。

  • 行政書士や弁護士など、法律の専門家と連携しているか。
  • 調査実績や成功事例が豊富か。
  • 調査報告書のサンプルを見せてもらえるか。
  • 契約内容や料金体系が明確で、追加料金についてもしっかり説明があるか。
  • 探偵業の届出をしている正規の業者か。

複数の探偵事務所から見積もりを取り、面談をして、信頼できる探偵を見極めることが、費用を抑えつつ満足のいく結果を得るための近道です。

浮気調査で証拠を掴むまでの流れ


パートナーの浮気を確信し、探偵に調査を依頼することを決めたとしても、実際にどのような流れで調査が進み、証拠が掴まれるのか、具体的なイメージが湧かない方もいらっしゃるでしょう。

調査のプロセスを理解しておくことは、探偵とのコミュニケーションを円滑にし、安心して調査を任せるためにも重要です。
また、どのような証拠が法的に有効なのかを知っておくことで、調査の目的をより明確にすることができます。

ここでは、浮気調査を依頼する前の準備段階から、調査開始後の探偵の具体的な行動、そして最終的に裁判でも通用する証拠報告書が作成されるまでの一連の流れを、ステップごとに詳しく解説していきます。
この流れを把握することで、調査の進捗状況を理解しやすくなり、不安も軽減されるはずです。

依頼前に行う事前調査とは?


探偵に浮気調査を正式に依頼する前段階として、依頼者自身が行う「事前調査」と、探偵事務所が行う「予備調査」があります。

依頼者自身が行う事前調査とは、前述の「浮気調査の費用を安く抑えるためのポイント」でも触れたように、パートナーの行動に関する情報をできる限り集めることです。
これには、怪しい日の特定、よく行く場所の把握、浮気相手と思われる人物の情報などが含まれます。

これらの情報は、後の探偵による本格的な調査を効率化し、費用を抑えるのに役立ちます。
一方、探偵事務所が行う予備調査とは、正式な契約前に、依頼者から提供された情報に基づいて、調査の実現可能性や難易度、おおよその見積もりなどを判断するために行われる簡単な調査のことです。
場合によっては、短時間の行動確認などを行うこともありますが、本格的な尾行や証拠撮影は契約後となります。

この段階で、依頼者は複数の探偵事務所に相談し、見積もりや調査方針を比較検討することが重要です。
信頼できる探偵事務所を見極め、納得のいく説明を受けた上で契約に進むようにしましょう。

浮気調査開始後に探偵が行う具体的な行動


探偵事務所と正式に契約を結び、浮気調査が開始されると、調査員は依頼者から提供された情報や事前に立てた調査計画に基づいて、具体的な行動を開始します。

主な調査方法は、対象者の行動を秘密裏に追跡する「尾行」と、特定の場所で対象者が現れるのを待つ「張り込み」です。
これらの活動は、通常、調査員2名以上のチームで行われ、対象者を見失ったり、気づかれたりするリスクを最小限に抑えます。

調査員は、対象者の勤務先からの退勤時、自宅からの外出時などを起点に尾行を開始し、誰と接触し、どこへ向かうのかを詳細に追跡します。
その過程で、飲食店やレジャー施設、そして決定的な証拠となり得るラブホテルなどへの出入りを記録・撮影します。
調査中は、高性能なカメラやビデオカメラ、暗視カメラなどの専門機材を駆使し、鮮明な証拠映像や写真を撮影することに努めます。

また、対象者の行動は逐一記録され、時間、場所、接触人物、行動内容などが詳細に報告書にまとめられます。
これらの活動はすべて、法に触れない範囲で、細心の注意を払いながら行われます。

接触した人物や訪れた場所を確認する方法


浮気調査において、パートナーが誰と接触し、どこを訪れたのかを正確に把握することは、不貞行為の証拠を固める上で非常に重要です。

探偵は、尾行や張り込みを通じて、これらの情報を詳細に記録していきます。
対象者が特定の人物と会っている場面では、その人物の容姿や特徴、対象者との関係性(親密な様子など)を観察し、可能な限り写真や映像で記録します。

もし、浮気相手の情報が事前に分かっていれば、その人物であるかどうかの確認も行います。
また、対象者が立ち寄った場所、例えばレストラン、カフェ、商業施設、公園、そして特に重要なラブホテルや相手の自宅などについては、その名称、所在地、出入りの時刻などを正確に記録します。
これらの情報は、単に記録するだけでなく、写真や動画といった客観的な証拠と結びつけることで、より強力なものとなります。

例えば、ラブホテルに二人で入っていく場面と出てくる場面を、時刻とともに撮影することで、不貞行為があったことを強く推認させる証拠となるのです。
これらの情報は、最終的に調査報告書にまとめられ、依頼者に提出されます。

裁判で使える証拠写真の撮影方法


浮気の証拠として、裁判で法的に有効と認められるためには、写真や動画の撮影方法にもいくつかの重要なポイントがあります。

単にパートナーと異性が一緒に写っていれば良いというわけではありません。
裁判官に不貞行為の事実を客観的に理解してもらうためには、以下の要素を満たした証拠写真・映像が必要です。


  • 人物の特定

    :パートナーと浮気相手の顔がはっきりと写っており、誰が見ても本人であると識別できること。

  • 場所の特定

    :ラブホテルや浮気相手の自宅など、不貞行為が行われた可能性が高い場所の名称や外観が写っていること。

  • 日時の特定

    :写真や映像に日時が記録されているか、撮影日時を客観的に証明できる情報(報告書との連動など)があること。

  • 継続性の証明

    :ラブホテルに二人で入る場面と、一定時間後に二人で出てくる場面など、一連の行動がわかる連続した写真や映像であること。

  • 肉体関係の推認

    :二人きりで長時間同じ部屋に滞在したことなど、肉体関係があったことを強く推認させる状況が記録されていること。

プロの探偵は、これらの要素を満たす証拠を撮影するための高度な技術と経験を持っています。
暗所での撮影や、対象者に気づかれないように遠距離から撮影するための特殊な機材も駆使します。
素人が無理に証拠を撮ろうとすると、不鮮明で証拠価値が低いものになったり、相手に気づかれて警戒されたりするリスクがあるため、やはり専門家である探偵に任せるのが賢明です。

裁判にも有効な浮気調査報告書の内容とは?


浮気調査の集大成とも言えるのが、探偵事務所が作成する「調査報告書」です。

この報告書は、調査期間中に行われた活動のすべてを記録したものであり、裁判になった場合には不貞行為を立証するための重要な証拠資料となります。
そのため、裁判でも通用する質の高い調査報告書には、以下のような内容が詳細かつ客観的に記載されている必要があります。


  • 調査日時・期間

    :いつからいつまで調査が行われたか。

  • 調査対象者

    :氏名、写真など、対象者を特定できる情報。

  • 調査目的

    :依頼者が何を目的として調査を依頼したか。

  • 調査方法

    :尾行、張り込みなど、どのような方法で調査を行ったか。

  • 時系列での行動記録

    :対象者の行動を分刻みで詳細に記録。
    • 例:〇月〇日 〇時〇分、対象者は勤務先(〇〇株式会社)より退社。
    • 例:〇時〇分、〇〇駅にて浮気相手と思われる女性(氏名不詳、容姿の特徴)と合流。
    • 例:〇時〇分、ラブホテル「〇〇」に二人で入る。
    • 例:〇月〇日 〇時〇分、同ホテルより二人で退出。

  • 証拠写真・動画

    :上記の行動記録を裏付ける写真や動画。
    キャプションで状況説明が付されている。

  • 接触人物の情報

    :浮気相手の容姿、特徴、可能な場合は氏名や住所など。

  • 立ち寄り先の情報

    :店舗名、所在地、利用状況など。

  • その他特記事項

    :調査中に判明した特筆すべき事項。

質の高い調査報告書は、客観的な事実のみが記載され、調査員の主観や憶測は排除されています。
写真や動画も鮮明で、言い逃れのできない証拠として提示されます。
契約前にサンプルを見せてもらい、報告書の質を確認することも、良い探偵事務所を選ぶ上でのポイントの一つです。

浮気調査を依頼する際の注意点と事前準備


パートナーの浮気を疑い、探偵への調査依頼を決断することは、精神的にも経済的にも大きな負担を伴うものです。

だからこそ、後悔のないように、依頼する際にはいくつかの注意点を押さえ、しっかりと事前準備をしておくことが大切です。
焦って契約してしまったり、準備不足のまま調査を開始してしまったりすると、思わぬトラブルに見舞われたり、期待した結果が得られなかったりする可能性もあります。

ここでは、浮気調査を依頼する際に特に注意すべきことや、事前に準備しておくべき書類や情報、そして契約に関する重要な手続きについて詳しく解説します。
また、探偵の質が調査結果にどれほど影響するのかについても触れていきます。
これらの情報を参考に、冷静かつ慎重に準備を進め、信頼できる探偵に調査を託しましょう。

急ぎで調査を依頼するときに注意すべきこと


「今すぐにでも浮気の証拠を押さえたい!」と、焦る気持ちはよくわかります。

特に、パートナーが近々浮気相手と旅行に行く計画があるなど、決定的なチャンスが迫っている場合は、急いで調査を依頼したくなるものです。
しかし、急いでいる時ほど、冷静な判断が難しくなり、悪質な探偵業者に引っかかってしまうリスクも高まります。

急ぎで調査を依頼する際には、以下の点に特に注意しましょう。


  • 契約を急かす業者には注意

    :「今契約すれば割引」「今日中に決めないと間に合わない」などと契約を急かす業者は避けましょう。
    十分な説明や検討の時間を与えないのは、不利な契約を結ばせようとしている可能性があります。

  • 料金体系の確認を怠らない

    :緊急性を理由に、不明瞭な追加料金を請求されたり、高額なオプションを勧められたりすることがあります。
    必ず契約前に総額と追加料金が発生するケースを確認しましょう。

  • 調査能力の見極め

    :急ぎの調査であっても、調査能力の低い探偵に依頼しては意味がありません。
    短期間で結果を出せる実績があるか、具体的な調査計画を提示してくれるかを確認しましょう。

  • 複数の業者を比較する時間がない場合でも

    :せめてインターネットでの口コミや評判をチェックしたり、電話相談で数社に問い合わせたりするなど、最低限の情報収集は行いましょう。

  • 契約書の内容をしっかり確認

    :どんなに急いでいても、契約書には必ず目を通し、不明な点は質問してください。
    特にキャンセル規定や返金条件は重要です。

緊急性が高い場合でも、一度冷静になり、信頼できる探偵事務所を選ぶことが、結果的に確実な証拠獲得と問題解決への近道となります。

浮気調査を依頼する前に準備すべき書類や情報


浮気調査をスムーズに進め、より精度の高い結果を得るためには、依頼者側で事前にいくつかの書類や情報を準備しておくことが望ましいです。

これらの準備は、探偵が効率的に調査計画を立て、無駄な時間や費用を削減するのに役立ちます。
具体的に準備しておくと良いものは以下の通りです。


【パートナーに関する情報】


  • 顔写真

    :最近撮影された、顔がはっきりとわかる写真(複数枚あると良い)。

  • 全身写真

    :体型や服装の傾向がわかる写真。

  • 氏名、生年月日、勤務先、役職

    :基本的な個人情報。

  • 主な移動手段

    :車(車種、色、ナンバー)、電車、バスなど。

  • よく使う駅や路線


  • おおよその生活パターン

    :起床時間、出勤時間、帰宅時間、休日の過ごし方など。

  • 趣味やよく行く場所


  • 最近の行動で怪しいと感じる点

    :具体的な日時や内容をメモしておく。


【浮気相手に関する情報(もしあれば)】


  • 顔写真や名前、ニックネーム


  • 勤務先や住所などの手がかり


  • パートナーとの関係性(いつから、どのように知り合ったかなど)


【その他】


  • 浮気の証拠となりそうなもの

    :メール、LINEのやり取りのスクリーンショット、クレジットカードの明細、怪しいレシートなど(ただし、違法な手段で入手したものはNG)。

  • 調査を希望する日時や場所

    :具体的に絞り込める場合は伝える。

これらの情報を整理して探偵に提供することで、より的確な調査プランの提案が期待できます。
ただし、無理に全ての情報を集める必要はありません。
わかる範囲で構いませんので、できる限りの情報を提供しましょう。

契約に関する重要な手続きについて


探偵事務所との契約は、浮気調査を正式に依頼するための非常に重要な手続きです。

後々のトラブルを避けるためにも、契約内容を十分に理解し、納得した上で署名・捺印するようにしましょう。
契約時には、主に以下の書類が取り交わされます。


  • 調査委任契約書

    :依頼者と探偵事務所との間で締結される正式な契約書です。
    調査の目的、調査期間、調査料金(内訳、総額、支払い方法)、調査報告の方法、キャンセル規定、秘密保持義務などが明記されています。
    隅々まで目を通し、不明な点は必ず質問しましょう。

  • 重要事項説明書

    :探偵業法に基づき、契約前に探偵事務所から依頼者に対して説明が義務付けられている書類です。
    事務所の名称、住所、代表者名、探偵業届出証明書の番号、料金、解約に関する事項、苦情の申し出先などが記載されています。
    説明をしっかり聞き、内容を理解した上で署名します。

契約手続きの際には、以下の点にも注意してください。


  • クーリングオフ制度の確認

    :特定の条件下ではクーリングオフが適用される場合があります。
    適用条件や手続きについて確認しておきましょう。

  • 追加料金の有無と条件

    :どのような場合に追加料金が発生するのか、その上限額はいくらかなどを明確にしておきましょう。

  • 調査報告書の受け渡し時期と方法

    :いつ、どのような形で報告書がもらえるのかを確認します。

  • 個人情報の取り扱い

    :提供した個人情報がどのように管理され、保護されるのかを確認しましょう。

契約内容に少しでも疑問や不安がある場合は、その場で解決するか、一旦持ち帰って検討する勇気も必要です。
決して急かされて契約することのないように注意してください。

探偵の質が調査結果に与える影響


浮気調査の成否は、依頼する探偵の質に大きく左右されると言っても過言ではありません。

質の高い探偵は、豊富な経験と高度な調査スキル、最新の機材を駆使して、困難な状況下でも確実に証拠を収集し、依頼者の期待に応える結果をもたらします。
一方、質の低い探偵に依頼してしまうと、調査が失敗に終わったり、不十分な証拠しか得られなかったりするだけでなく、最悪の場合、調査対象者に気づかれて警戒心を強めさせてしまうといった事態も起こり得ます。

探偵の質は、具体的に以下のような点で調査結果に影響を与えます。


  • 証拠収集能力

    :尾行や張り込みの技術、撮影スキル、状況判断能力など、質の高い探偵はあらゆる面で優れており、決定的な瞬間を逃さず記録します。

  • 調査計画の的確さ

    :依頼者からの情報を元に、無駄のない効率的な調査計画を立案し、短期間で結果を出すことができます。

  • 報告書の質

    :裁判でも通用するような、詳細かつ客観的で分かりやすい報告書を作成します。

  • 法的知識と倫理観

    :違法な調査を行わず、依頼者のプライバシーや権利を尊重します。

  • アフターフォロー

    :調査後のアドバイスや、必要に応じて弁護士の紹介など、サポート体制が整っている場合があります。

探偵を選ぶ際には、料金の安さだけで判断せず、事務所の実績、口コミ、面談時の対応、契約内容などを総合的に比較検討し、本当に信頼できる質の高い探偵を見極めることが重要です。
安易な選択が、後々大きな後悔につながる可能性もあることを心に留めておきましょう。

浮気調査に関してよくある質問と回答


浮気調査を探偵に依頼することを検討し始めると、料金や調査内容、プライバシーに関することなど、様々な疑問や不安が頭をよぎるものです。

特に初めて探偵を利用する方にとっては、未知の世界であり、何をどこまで聞いて良いのか戸惑うこともあるかもしれません。
ここでは、浮気調査に関して多くの方が抱きがちな質問と、それに対する一般的な回答をまとめました。

これらのQ&Aを通じて、あなたの疑問や不安が少しでも解消され、安心して探偵に相談するための一助となれば幸いです。
もちろん、個別の状況によって回答が異なる場合もありますので、最終的には直接探偵事務所に確認することが大切です。

調査の具体的な内容を教えてください


浮気調査の具体的な内容は、ご依頼者様の状況や目的、対象者の行動パターンなどによって異なりますが、一般的には以下のような調査を組み合わせて行います。


  • 尾行調査

    :対象者の行動を秘密裏に追跡し、いつ、どこで、誰と会っているのか、どのような行動をとっているのかを確認します。
    徒歩や車両、公共交通機関など、状況に応じた方法で追跡します。

  • 張り込み調査

    :対象者が特定の場所(自宅、勤務先、浮気相手の家、ホテルなど)に出入りするのを待ち伏せし、その状況を記録・撮影します。

  • 聞き込み調査(限定的)

    :必要に応じて、対象者の関係者や周辺人物に、慎重かつ間接的な方法で情報を収集することがありますが、調査が発覚するリスクもあるため、極めて慎重に行われます。

  • データ調査(合法的な範囲で)

    :公開されている情報や、ご依頼者様から提供された情報を元に、関連情報を収集・分析することがあります。

これらの調査を通じて得られた情報や証拠(写真・動画など)は、時系列に沿って詳細な調査報告書にまとめられます。
調査計画は、ご依頼者様と事前にしっかりと打ち合わせを行い、ご予算やご希望に応じて最適なプランをご提案いたします。
違法な手段(盗聴、GPSの無断設置、住居侵入など)による調査は一切行いませんのでご安心ください。

探偵に依頼したことが周囲に知られるリスクは?


探偵に浮気調査を依頼したことが、パートナーや周囲の人に知られてしまうのではないかと心配される方は非常に多いです。

ご安心ください。
正規の探偵事務所は「探偵業の業務の適正化に関する法律(探偵業法)」に基づき、厳格な守秘義務を負っています。

依頼者様からお預かりした情報はもちろんのこと、調査を行っていること自体や調査内容、調査結果など、業務上知り得たすべての情報を第三者に漏らすことは絶対にありません。
これは法律で定められた義務であり、違反した場合には厳しい罰則が科せられます。
また、調査を行う際にも、対象者や周囲に気づかれないよう、細心の注意を払って行動します。

調査員は専門的な訓練を受けており、自然な形で尾行や張り込みを行う技術を持っています。
目立たない服装を心がけ、周囲の状況に溶け込みながら調査を進めます。
万が一、調査中に予期せぬ事態が発生し、継続が困難と判断した場合は、無理に調査を続行せず、依頼者様にご連絡・ご相談の上で対応を決定します。

依頼者様のプライバシー保護と安全を最優先に考えて調査を行いますので、どうぞご安心ください。

他社で失敗した調査を再依頼できますか?


はい、他の探偵事務所で浮気調査を依頼したものの、満足のいく結果が得られなかった、あるいは失敗してしまったという場合でも、弊社にご相談いただき、再調査を依頼することは可能です。

実際に、他社での調査に不満を持たれた方からのご依頼は少なくありません。
再調査をご依頼いただく際には、まず、以前の調査がなぜ失敗したのか、どのような点が不満だったのかを詳しくお聞かせください。

失敗の原因を分析し、同じ過ちを繰り返さないように、より慎重かつ効果的な調査計画を立案いたします。
例えば、以下のようなケースが考えられます。

  • 調査能力が低く、証拠を押さえられなかった。
  • 対象者に調査が発覚し、警戒されてしまった。
  • 報告書の内容が不十分で、証拠として使えなかった。
  • 料金体系が不明瞭で、高額な追加料金を請求された。

以前の調査で対象者が警戒心を強めている可能性も考慮し、より高度な調査技術や異なるアプローチが必要になる場合もあります。
弊社では、経験豊富な調査員が、ご依頼者様のお気持ちに寄り添いながら、状況を丁寧にヒアリングし、最適な再調査プランをご提案させていただきます。
諦めずに、まずは一度ご相談ください。

浮気探偵に調査依頼する前に確認すべきことまとめ


パートナーの浮気という辛い現実に直面し、真実を確かめるために探偵への依頼を考えるとき、多くの不安や疑問が頭をよぎることでしょう。

高額な費用がかかるのではないか、本当に信頼できる探偵なのだろうか、期待した結果は得られるのだろうか、といった心配は尽きません。
この記事では、浮気探偵の料金相場から内訳、費用を抑えるコツ、調査の流れ、そして慰謝料の相場まで、あなたが抱えるであろう疑問点を解消するために、詳細な情報を提供してまいりました。

重要なのは、焦らず、情報をしっかりと吟味し、信頼できる探偵を選ぶことです。
依頼前には、必ず複数の探偵事務所に相談し、見積もりや調査方針を比較検討しましょう。
そして、契約内容を細部まで確認し、納得した上で依頼することが大切です。

この記事で得た知識が、あなたが冷静な判断を下し、後悔のない選択をするための一助となり、一日も早く心の平穏を取り戻せることを心から願っています。
一人で抱え込まず、専門家の力を借りることも検討してみてください。

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