別れさせ屋の工作方法を事例を元にシミュレートする―関係構築編

By | 2016年9月19日

こんにちは、東京は飯田橋で別れさせ屋をしています、アクアです。

本日は架空の依頼者さんの相談をシミュレートしてみるシリーズの2回目です。

依頼するにあたって、どんなプランを別れさせ屋は考えているのか、すこし疑似体験していただければさいわいです。

おさらい:架空の依頼者さんステータス

軽く前回のおさらいから。

【依頼者】
31歳女性 東京都江戸川区在住 上場企業事務職

【依頼者の交際相手】
41歳男性 東京都江東区在住 依頼者さんの勤務先と取引のある会社の役員 バツイチ

【対象】
35歳女性 東京都江東区在住 交際男性の会社の社員

【工作員】
男性 30代後半 夫役
女性 30代後半 妻役

という状況で、工作員と対象女性は会話を交わしたことがある(顔見知り)程度の状態です。

5:連絡先交換

すでに対象女性と工作員は知り合っていますので、あとはいかに仲良くなるか、です。

とにかくまずは連絡先を交換しなくてはそこから先には進めません。

水曜日にはヨガ教室に通ったあと買い物をすることがわかっていますので、再度接触することは難しくありません。

くれぐれも無理がないタミングで対象女性と再度接触します。

ここまで慎重に工作を続けてきたので、警戒心を煽ることだけはNGです。

対象女性が話せる状況が来るまでチャンスを待ちます。

数分話せる機会が訪れたら、運動不足でを動かしたいと話を振ってみます。

当然、接触する日はヨガ教室に通っていますので、その話になりました。

楽しいか、無理なく続けられるか、ちゃんと運動になるか、など一般的に起こる質問をして、情報交換のために、とここで初めて連絡先の交換を申し出ます。

ここまで慎重に調査と工作を重ねてきたため、まずこの状況では断られはしないでしょう。

6:関係構築

連絡先を交換して、ヨガ教室には実際に参加します。

ここまで面識を重ねていって、ヨガ教室に入らないという選択肢はありません。

おそらく連絡先の交換をするまでは依頼から1~2ヶ月といったところです。

うまくいきそうにない状況がある場合は接触しないため、どのくらいの時間がかかるかは正確には読めませんが、依頼者さんにはその状況を含めて逐一報告します。

ヨガ教室に何度か通って、ご飯に行くというところまで関係を構築します。

依頼者さんと男性が会っている日はわかっていますので、対象女性の時間に余裕があるかないかは把握できます。

この段階でも焦りは禁物。

もちろんこちらが聞き出したいのは対象女性が男性をどう思っているか、言い換えれば「どの状況なら別れるか」ということですが、一足飛びにそこまで訊くことはできません。

関係をしっかり構築します。

ヨガ教室の話からプライベートの話まで持ち込むことが目標と言えます。

さて、男性と対象女性の関係というのは、同棲状態ですが、結婚までは至っていません。

依頼者さんと男性は浮気をしている状態ですが、この状況において、男性から対象女性へ別れを切り出すということはまず考えづらい状況です。

一方で、依頼者さんと男性はそれなりの頻度で会っています。

依頼者さんの部屋に泊まることもありますので、対象女性が男性の浮気にまるで気づいていないということは考えにくい状況です。

もし、この状況で対象女性が結婚を見据えて仕事を辞めたりした場合、話はもうすこし複雑になります。

別れることに経済的なハードルが加わるからです。

そういった場合には、対象女性を再度自立させて、「ひとりでも暮らしていける」という状況を構築する必要があります。

浮気にはなんとなく気づいている状況ですので、経済的なハードルをクリアすれば対象女性と男性が別れる状況に近づきます。

今回のシミュレーションでは対象女性は働いている状況ですので、自立を促すことは想定しません。

7:本音の聴取

対象女性と女性工作員がご飯にたまにいける程度に仲良くなった段階で、いよいよ別れさせに向けて本格的な始動です。

まず女性工作員から夫役の男性工作員について不満を述べさせます。

このときに男性工作員にも離婚歴があることにして、なるべく対象女性の状況と女性工作員の状況が似ているという意識を植え付けます。

女性工作員がまずは不満を述べて、対象女性からも話を聞き出します。

対象女性は仕事をしているとは言え、男性は会社役員でそれなりにお金を持っているため、別れるためにその障壁がないわけではないこと。

別れようとまでは考えてないけど、浮気してるんじゃないかな、とは思っていること。

などが対象女性から出てきたら、別れさせは前進したと言えます。

8:別れさせ

男性からは別れを切り出さないであろうという状況で、対象女性も不満があるもののそれなりに安定はしている関係です。

とにもかくにも、まずはふたりの同棲を解消させなくては話になりません。

対象女性に自立することを促します。

誰しもプライドはありますので、別れるときにはそれなりに優位な状況でなくてはなかなか別れを切り出してはくれません。

同棲までしていて、結婚も視野に入っていないわけではないでしょうから、もしかしたら手切れ金が必要な場合もありますが、それはまたややこしい話ですので一旦置きます。

ここで大事なことは、対象女性の本音を聞き出したあとは、対象女性が悩んでいるところを先に工作員が進むことです。

別れるにあたってのハードルをつねに工作員が先にクリアしていくことで、自然と対象女性の行動をリードしていきます。

対象女性は浮気に気づいていて放置しているわけですから、完全に愛情だけの関係ではありません。

対象女性がハードルに感じているところの解決策を示し、プライドがあってひっかかっているところを解きほぐしていけば自然と別れに向かっていきます。

おそらく別れに至るまでにはいくつか分岐点があるでしょう。

たとえば同棲を解消するときも、一気に別れるところまで行くか、一旦距離を置くというところで落ち着くのか、そういった状況に合わせて適切な対応をしていきます。

プランは状況に合わせて臨機応変に対応できるものでなくてはなりません。


 

いかがでしたか?

状況がまったく違うことの方が多いでしょうから、果たしてうまく理解していただけるかはわかりませんが……。

実際に読者のみなさんのケースでは別れさせ屋がどんなプランを提示してくるのか、実際に依頼されてみたときに確かめてみてください。

よくわからないけれど、とりあえず適当に異性を近づけておけば別れますよ、というような適当なプランが出てきたときは、違う別れさせ屋に相談してみたほうがいいでしょうね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。