アクアグローバルサポートではすっかり古株(失礼!)の美和さん。気さくで友人のような親近感がありながら、お客様からの相談に対しては的確なことをビシッと言う頼れる女性です。自身も妻であり母であることから、女性の悩みについては“自分事”のように感じ、時には涙してしまうことも。今回はそんな美和さんに、お仕事に対する考えや日頃感じていることなどをじっくり伺いました!
―アクアグローバルサポートの中ではどのようなお仕事をされてますか?
アクアグローバルサポートでは、主要な相談窓口が2つあります。別れさせ工作の依頼を検討している方が対象のフリーダイヤルと純粋に恋愛相談をしたい方が対象のアンサーズ(有料)の二つです。私はどちらの電話も受けますが、仕事としては相談員になりますね。フリーダイヤルでお受けする場合は、その後の面談へと繋げる役割にもなるのですが、最初のお電話でも時間をかけてお話を伺いますので、かなりのことが最初の電話からわかってしまいます。またアンサーズの恋愛相談の場合には長期的な付き合いになるお客様もいらっしゃいます。悩みの解決後も定期的に連絡を下さって、近況報告をしてくれる方もいますね(笑)私と話すことが精神安定剤のようになっているみたいですよ。
―相談者様が意を決して電話をし、最初にお話しする人が美和さんになるわけですね。デリケートな問題で相談者様にとっても話しにくい部分もあるかと思うのですが、どのようにして話を引き出していく、あるいは受け止めていくのですか?
まず、私は最初に相談者様の名前を聞きます。仮名でもいいので名前を教えてくださいと言います。そして名前で相手を呼ぶことで距離感が一気に縮まり、打ち解けやすい雰囲気になってくるのです。相談者様にはいろいろなタイプの方がいらっしゃいます。言いたいことがたくさんあってせきを切ったようにしゃべり出す方や、考えがまとまらなくて何から話していいのかわからないような方もいます。なので私は相談者様にリラックスしてもらってから、お悩みを整理し、考えを紐解き、思い描いているゴールを自然な形で導き出すようにしています。こちらからある方向性に向かわせたり、断定したりするようなことはしませんね。
―なるほど。ベテランならではの説得力があります。実際このお仕事はどのくらいされているのですか?また、前職などがあればお聞きしたいのですが。美和さんの過去、興味あります!
アクアグローバルサポートでお仕事をするようになって10年になります。今は相談員としての仕事だけではなく会社本体の業務もやっています。前職としては飲食店やアパレル、それから眼鏡店などで接客業をやっていました。基本的に人と関わることが好きなんですね。周りからよく「人と話すときに相手との距離が近い」と言われます(笑)その近さというのは、物理的な距離より精神的な距離の方かもしれません。共感力が高く相手の話に感情移入しやすいのです。だからなのか眼鏡店で働いていたときは、地元の高齢者の方々の話相手みたいになっていて、みなさん何かとお店に立ち寄っては私とのおしゃべりを楽しんでいました。それぞれの家庭のことやお子さんお孫さんのことなど何でも話してくれましたよ。
―このお仕事をする前から、相談者としての地位が確立していたのですね!では、このお仕事になってから受ける相談に関してですが、一回の相談でどのくらいのところまで引き出せるのですか?なかなか時間のかかる作業だと思うのですが。
相談者様は方向性が定まっていないので、一回の相談で本音までたどり着けないこともあります。私はとことん相手に寄り添いじっくりと話を聞くタイプなのでどうしても一回の電話が長くなりがちですが、やはり相談者様の本音を知らないことには進められない仕事なので、そこは時間をかけてもいい部分だと思っています。とはいえ時間をかけて決めた方向性を、後日お客様の意思で変更することも多々ありますよ。やっぱりこうしたいとか、こうしたくないとか。電話を切った後で一人になっていろいろ考えるのでしょうね。私も相談者様が心の整理をつけやすいように、そして新しい視点を持てるように、いろんな角度から問題を検証しアドバイスするように心がけています。
―お客様と接する上で心がけていること、あるいは特に気をつけていることってありますか?
私に限らずアクアグローバルサポートの共通認識でもあるのですが、それは「お客様が迷っているうちは、契約のタイミングではない」ということです。それはどういうことかというと、契約をするということは私たちが別れさせ工作を実行するということなので、誰かと誰かの関係を“壊す”ことになります。この“壊す”という行為を依頼するには覚悟も要りますし、そこには責任も伴います。お客様にその覚悟があるのか。私たちはそこをしっかりと見極めます。誰かと誰かの関係を壊した時に、それに代わる生産的な関係が他できちんと構築されるのか。壊すことに私たちが納得できる理由があるのか。しつこいくらいに聞きますね。そのうえで依頼を決意されたのであれば、私たちは本気で動きます。私たちは幸せを生まない工作はやりません。覚悟というのは、依頼者様が今以上に相手のことを幸せにする覚悟ですね。ある意味、依頼者様も相談の中で試されているのです。
―今までのお仕事経験の中で、一番嬉しかったことは何ですか?
少し変わった話になるかもしれませんが、別れさせ工作の成功体験を共有できたというような話ではなく、お客様との信頼関係を確認できた時の話になります。具体的にはあるご夫婦の別れさせ工作に付随して起こったことなのですが、相談者様はそのご主人の不倫相手でした。そして彼と奥様の別れを希望し、別れさせ工作を依頼してきたのです。私たちは早速工作を進めましたが、どうやら私たちが工作するまでもなくターゲットである彼が離婚に対して積極的であることがわかりました。彼も強く離婚を希望していたのです。そんな状況なので工作は中止し、その後は夫婦の間で離婚という運びになりました。そんなわけで私たちの仕事はそれで終わったのですが、しばらくたった時にその時の相談者様から電話があり「私たち、家族になれました!」と報告してくれたのです。不倫関係だった2人がその後夫婦になれたということよりも、工作を途中で中止してしばらく連絡が途絶えていたにも関わらず、わざわざ報告をいただけたことが本当に嬉しくて…。夫婦の別れは工作によるものではなかったけれど、親身になって相談に乗ってくれたことや、本気で動いてくれたことで救われた部分が大きかったようで、まず知らせなきゃと思ったみたいです。私たちの間にはそこまでの絆があったんだなって、感動しちゃいましたね。
先ほども言いましたが、依頼に至るご相談者様は相当な覚悟をお持ちです。私たちもその思いに答えるように誠心誠意全力で取り組んでいます。すべては最善の結果のために。その関係は同志と言ってもいいかもしれません。一人で思い悩むよりも第三者に相談することで見えてくることもあります。そして話を聞いてもらうだけで、心が楽になるものです。そのお手伝いをするのが私の仕事だと思っています。
―たくさんの貴重なお話ありがとうございました。こうやってインタビューしているだけでもふわっと優しく包まれているような気分になってしまいます。美和さんのリピーターになる方の気持ちがよくわかります!これからも様々な悩みを受け止め、そして解決に導いていくことでしょう。今日は本当にありがとうございました。