別れさせ屋は世の中にどれくらいある?
別れさせ屋が世の中にどれくらいあるかですが、
前提として別れさせ屋そのものの資格や免許がある訳ではありません。
とはいえ、誰でも好きに始められる訳でもありません。
別れさせ屋を始めるためには、探偵業法の届出が必要になります。
探偵業の届け出を出している会社は令和2年末時点で6,300ほどということですが、
その中で別れさせ工作を請け負っている会社を隈なく調べたところ200以上はあるようでした。
しかし、その多くは
「HPでは別れさせ工作の依頼を募集しているものの実際は他社に流している」だけだったり、
「1〜2名の会社(個人)経営なので別れさせ工作をやりきる体制がない」会社が殆どです。
それを加味すると、別れさせ工作を行える人員体制を整えている会社は全体の10%ほどの20〜30社ほどではないかと考えております。
そのことを教えてもらった一つのエピソードがあります。
ふと出会った、別れさせ屋の方
別れさせ屋は複数社で集客できるランキングサイトを運営していたり横の繋がりを持っている会社もあるようですがアクアはこれまで別れさせ業界での繋がりを全く持たずにやってまいりました。
理由は単純で、他社から声をかけられる内容が同じ信念を分かち合えると思えなかったからです。
内容は伏せますが、お客様第一の考え方ではないなと思えてしまい、次第に距離を取るようになりました。
そんな中、ふと1人の元別れさせ屋経営者と出会う機会がありました。
その方は、別れさせ屋を運営する上で仕事をもらったり、頼んだりするために多くの業者と関わりを持っていたそうです。
その方から
「別れさせられると思っている業者なんてないですよ。殆どが個人ですし。うちは数人でやってましたがとにかく安く依頼を受けてどうやり過ごすかを考えてました。アクアさんは本当に真剣にやってるなと思いますし、とてもじゃないけどそこまで出来ないです。」
という嬉しいような嬉しくないようなことを言われました。
業界のことは自ら調べるというより、他に依頼したお客様から聞く話が殆どでしたが、元同業の方から聞くと「やっぱりそんなものなのか」とがっくりする気持ちの方が強かったです。
別れさせ屋における大手という概念
どんな業界でも「大手」と呼ばれる会社があります。
一般的には、従業員数・売上が大きい会社のことを大手と呼ぶでしょう。
別れさせ屋に当てはめるなら、
従業員数10名を超える会社は最早大手といえる規模だといえると思います。
サイトで調べて上位に出てくる”大手の雰囲気"を出している会社でもそれぐらいの規模感なのです。
アクアでは、担当・調査・工作スタッフ・事務・広報など合わせて約30名の従業員が在籍しています。
(工作スタッフの一部は業務委託なので上記には含んでいません。)
決して、自分たちを大手だとは思っていませんが、別れさせ工作をしっかり対応しながら進めるためには、
1案件あたり、担当者1名・調査スタッフ1〜2名・工作員1〜2名必要なのでこれくらいの人数がいないととてもじゃないと運営できません。
それでも担当・調査・工作スタッフ皆が複数案件を掛け持っているため、かなりハードではあります。
別れさせ屋の見極め方という虚しい説明
最近思うのですが、「OO業者の見極め方」という記事が蔓延っている業界ほど、お客様からしたらどんどん不安が増しますよね。
というのも、リフォームを検討していていろいろ調べてみたら「悪徳リフォーム会社に気をつけろ!」という記事が散見されてなんだかげんなりしてしまったのです。
確かにそういう業者があることを教えてもらえるのはありがたいですが、ベクトルが自分たちに向いていない気がしたんです。
そして別れさせ屋も全く同じだなと感じる訳です。
(自分の目で見た訳ではなく伝聞ですし、全ての業者がそうだとは言いませんが)自分たちは手を抜きつつ、他をこき下ろす。そんな業界が魅力的に見える訳ないですよね。
お客様は、ご自身の人生と向き合って真剣に相談してくださるのに、こちらは足の引っ張り合いをしていては業界の向上は見込めません。
私たちは、相談してきてくださった目の前のお客様に、正しく誠実にサービスをお届けする。
冒頭の記事の主旨とずれてしまいました、改めてこのことを心に刻みながら皆様の望む将来を実現していきます。