想定外も想定内!?
使えるものは「人」「物」「状況」など全て駆使!
此方が仕掛けるのでは無く、
相手に仕掛けさせる接触術とは?
前回までのおさらい
☆依頼者様→Y様(男性)
☆第二対象者→Y様が想いを寄せる女性、Uさん
☆対象者→Uさんの現在の彼氏。これまでの調査で容姿と自宅、車両、勤務先も判明し、立ち寄り先や普段の生活習慣、人間性など判明。週末はサーフィンをしており、ここが工作員と出会うきっかけの場所となります。
前回無事に工作員が接触!印象付けができたと思いきやそのまま工作員が対象者の車に乗車するアドリブ!一体何が!?
車に乗り込んだその後は!?
前回の記事で何か大変なことが起きたのではないかと心配された方もいるかもしれません。
予定にないことがあった場合・・・大変!!!・・・・ではないんです。
大慌てな感じで表現してしまいましたが、こういうことは珍しくありません。
本来の工作予定にプラスアルファな出来事が起きることは特に慌てることでも驚くことでもないんです^^;
例えば、一回目の工作でココまでを今回の目的にしよう!連絡先の交換はその次にこういうシナリオで行なおう!とプランニングしていたとします。
しかし、実際接触してみた感覚で、その瞬間に会話の流れから「あ!初対面だけど今ここで連絡先の交換ができそう。」ということになれば目的を早めることなどはあります。
予定より早く絶好のチャンスが来た場合、それを見送る理由などありませんからね。
工作中に今このタイミングは絶好!このチャンスに乗っかるべき!という判断ができれば、予定にないことだって行ないます。
それが工作員の適応力であり、判断力となる訳です。
我々も工作員の判断や決断には絶対的な信頼を置いていますから、慌てる事態ではないのです。
今回も更に突っ込める状況が工作中に起きたのでしょう。何かが起きている!とワクワクはしてしまいますが、ヒヤヒヤはしないのです!
詳しい内容を工作員から聴取!
接触した場所から車で5分ほどのコンビニに車両は到着し、工作員が降りてきました。
お礼を言っている様子が窺えます。
工作員はそのままハケて行き、対象者とその友人はコンビニで飲み物を購入してからまた海の方へ戻っていきました。
我々も更に離れたところで工作員と合流し、今回の内容を聴取します。
工作プラン通り、車内の充電プラグを借りた後、お礼を伝えそのまま別れるつもりだったそうですが、対象者の友人から、かなり強引なアプローチを受けていたようです。
友人が工作員に凄く食いついていたようで、対象者は「こいつこんなヤツでごめんねw 大丈夫?」というスタンスだったようです。
そのまま会話の流れから、近くのコンビニまで送ってあげる。と言われた為、お言葉に甘えて。ということになったみたいです。
車内でも話はかなり盛り上がったようですが、できれば工作としては友人より対象者と盛り上がりたい意向がありますから、工作員は都内からこっちに遊びに来ていたことを説明。
住んでいる場所を対象者と同じ沿線上の駅名を出したところ、「近い!!」ということでかなり盛り上がったそうです。付近の◎◎という店は知っているかなど、近所の人だから通じる話ができたとのことでした。(工作員は本当は全く違うエリアに住んでいる人間です。しかし対象者との会話を予測し、今回のように利用する為、事前に下調べし知識を入れています^^v)
更に連絡先の交換も既に三名でしてきたとのこと!!!それも友人の提案だったようです。(ナイス友人!)
対象者の友人を巻き込んで関係構築へ!
この友人は住んでいる場所は若干離れていた為、対象宅近辺の話では大人しくなっていたそうです。「じゃあ、(家も近いんだから対象と女性工作員で)二人でデートしたらいいじゃん。」など明らかに拗ねたり、「でも本当は俺と飲みに行きたいでしょ?」とアピールしたりと非常にお喋りでコロコロ話が変わる忙しい人物だったようです。
かなり社交的で女性好きな印象もあり、今後もこの友人を巻き込んで行なった方が、工作しやすいように感じたそうです。
きっとこの友人は彼女募集中!なのかもしれません^^;
そんな訳で予定より早く連絡先の交換が行なえました。
早速対象からは1通、友人からは5通ほど(ちょっと多すぎ)連絡が来ているそうなので、良いバランスを取りながらメールにて関係構築+次回のアポイントに繋げていきます。
〔(case1-15)へ続く〕
前回の記事は(case1-13)から
注)文章・映像に関して依頼人様からの許可を得て掲載させていただいております。