関係構築@男性工作員
→(前回の工作〔【THE アクアLIVE!!】(case2-22)をおさらいする〕)
しかしながら対象者にはHさんという彼氏がいますし、彼女の性格を考えると、まだ男性スタッフAから食事などにいきなり誘っても少し引いてしまう可能性が高いと思われます。
ですので、ここからは対象者と女性スタッフが仲良くなった時と同じように、対象者と男性スタッフAがまずは一歩自然と仲良くなり、自然と意識させるような工作を仕掛けて行きたいと思います!
女性スタッフBは前回の飲み会で知り合った男性スタッフBを気に入った設定にしました。
二人で食事に行く話にはなったが、いきなり二人は緊張する、という事で、対象者に「一緒に付いて来て欲しい」とお願いをしたところ、「みことの為なら仕方がない!」と快くOKを貰いました。
という訳で、対象者には2人の恋のキューピッド役として参加してもらいつつ、本当は対象者と男性スタッフAの関係構築を目的とした工作を仕掛けて行きたいと思います。
本日の工作を開始します
ここからは皆さまにイメージして頂きやすいように、実際の会話内容にプラスして、ポイント毎で見解や解説(※印部分)を加えて、その時の詳細を記載して行きます!
これまで同様に
Hさん=第二対象者
彼女=対象者
という表記になります。
◆19:30/待ち合わせ場所の「〇〇駅中央口改札」にて対象者と女性スタッフBが合流する。合流した2名は男性スタッフとの待ち合わせ場所である「創作居酒屋〇〇」に向かう。
(女性スタッフB)「今日ね、ことのちゃんも一緒に連れて行くって伝えたら、だったらこの前のケイゴさん(男性スタッフA/バツイチ設定)も呼ぼうってなってOKしちゃった★」
(対象者)「あ!そうだったんだ!!」
(女性スタッフB) 「ほら、ことのちゃんも気に入ってたww」
(対象者) 「別に気に入ってないよーwwケイゴさんも来るんだー!」
※ここで初めて男性スタッフAも来る事を対象者に伝えました。当日になって伝えた理由は対象者に男性スタッフAを意識させる為です。
女性スタッフBは男性スタッフBを気に入っている訳ですから、男性スタッフAは対象者が対応するといった図式が自然と成り立ちます。
対象者はキューピッド役を受けてくれている訳ですから「男性スタッフBと女性スタッフBを二人で会話させてあげよう」といった思いは強いでしょう。ここでもあくまでも「女性スタッフBのために」という理由を対象者に与えておきます。
◆19:40/「創作居酒屋〇〇」の店先にて男性スタッフBと合流する。
(男性スタッフB)「みことちゃん久しぶりーww会いたかったよー!w ことのちゃんも元気ー?」
(女性スタッフB)「久しぶりだね♪ あれ!ケイゴさんは?」
(男性スタッフB)「ごめんね!ちょっと遅れるみたい。先に始めててってさ」
(女性スタッフB)「そーなんだ、残念だね!ことのちゃんww」
(男性スタッフB)「やっぱりそういうことかww」
(対象者)「やめてよーww別に残念じゃないですよー>< 」
(男性スタッフB)「なんかかなり忙しいみたいだね。最近休んでないってさ」
(対象者)「そーなんだ、大変だね〜」
※飲み会以来の再会となりますが、男性スタッフAはあえて遅れて登場させる事にしました。
もちろんこれも対象者に男性スタッフAを意識させるのが狙いです。
飲み会に限らず遅れて登場する人には注目をしてしまうといった傾向があります。皆さんも合コンや飲み会に遅れて来た人をチラチラと見てしまったことはありませんか?これは心理学的、統計学的に見ても効果が実証されている事なんですよ。
「仕事が忙しくて遅れるのかな?」「疲れてるのかな?」そして心のどこかで「早く来ないかな?」など、少しでも男性スタッフAの事を考えるキッカケを与える為のテクニックです。
◆19:41/3名が上記店舗に入店する。
※今回のようなパターンですと、女性2人が並んで座り、テーブルを挟んだ対面に男性2人が並ぶといった座り方が一般的ですが、ここでも対象者の心理へ働き掛ける座り方をしています。
女性スタッフBと男性スタッフBが並んで座り、テーブルを挟んだ対面に対象者と男性スタッフAが座るといった配置です。今はまだ対象者側は一人の状態です。
ここでは男性スタッフBと女性スタッフBが楽しそうに会話している姿を対象者に見せつけ、二対一の図式を作り出します。これにより男性スタッフAが登場した時に対象者が安心感を感じるといった効果を得る事が出来ます。
◆20:15/遅れて男性工作スタッフAが合流する。
(男性スタッフA)「ごめん!遅くなりました!二人とも久しぶりだね!」
(男性スタッフB)「おー!やっと来た」
(女性スタッフB)「遅ーい!ことのちゃんが怒ってるよww」
(対象者)「ちょっと!wwそんなことないですないです!お疲れ様です!」
(男性スタッフA)「ごめんね、急な仕事が入って〜! 遅れてすいません。 ことのちゃん、隣座ってもいいかな?」
(対象者)「あっ!どうぞ。ちょっと詰めましょうか」
(男性スタッフA)「ありがとう。お邪魔してるうえに遅れて来て印象悪いよね」
(対象者)「全然そんな事ないですよ。この人達がずっと変なこと言うんですよ;;」
※男性スタッフAはただ遅れて来ただけの状況ですが、対象者は男性スタッフAが登場するまでたっぷりと意識するように誘導されている状態です。その状態で自分の隣、触れ合う位の距離に男性スタッフAが座ってくる訳ですから意識しないはずがないですよね。^_^
通常、対面で座るのは心理的に距離がある状態とされています。逆に隣に座ると心理的には好意的な関係を意味します。
これを逆手に取り、隣同士に座らせると相手に対して好意的であると脳を錯角させる事が出来るそうです。
対象者の場合、男性スタッフA に対して少なからず好感を持っているようですから尚更効果的な方法といえます。
(またもっと細かいテクニックとして、左側に座るとさらに効果的です。感情を司るのは右脳!右脳に働きかけるのは左耳、体の左半分なんですよ。)
隣同士で並んで座ると必然的に近い距離で見つめ合って会話をする事になりますから、どう転んでも意識してしまう状況には変わりありません。
居酒屋ではこのような感じで仕事の話やプライベートの話し、そして休日の過ごし方など4人で盛り上がりつつも、良い感じで二対二の状況になる時間も作れ、対象者も楽しそうでした!
◆22:40/四名が上記店舗を退店する。
女性スタッフBと男性スタッフBが先を歩き、対象者と男性スタッフAが後ろに付いて行く形で「〇〇駅」に向かう。
※ここでもさり気なく二対二の状況を作っています。というか自然にそうなりました。
これまで積み重ねた対象者への心理的誘導が完全にハマってしまったようです。
対象者が好感を持っていた事もあり、効果が倍増されたのでしょうね。
工作プランを組み立てる担当者として、対象者が思い描いた通りの行動を取る、というのは何回経験しても担当冥利につきますね。
◆22:50/「〇〇駅中央口改札」にて4名が解散して本日の工作を終了する。
今回の工作を経て
無事に対象者と男性スタッフAの関係構築を開始させる事が出来ました。
対象者は恋のキューピッドになろうとしていたようですが、知らず知らずのうちに男性スタッフAとの距離を縮めるように心理誘導されていたのです。これには対象者本人も気が付いていないでしょうね!
今日まで日常生活の中で対象者が男性スタッフAの事を考えて過ごしていた事はおそらくないでしょう。
でも明日からはどうでしょうか?
少し考え始めるかも知れませんね。
この時に対象者が思い出すのは「優しい人だったな」「楽しい人だったな」「声も素敵だったな」など必然的に相手の良い部分になります。
「会っていない時にどれだけ相手の事を考えさせられるか」
これは関係構築の極意と言って良いですね。
対象者と男性スタッフAの恋の種は撒いておきました。次は水をやり芽を出させる作業です。
対象者にはHさんがいますが、間違いなく何かしらの変化はあるでしょう。
新たな恋が芽生えるのも時間の問題です。
ここからどのような展開を組み立てるのかは担当者の腕の見せ所ですね。
次回は近況報告を兼ねての女子会になりそうです。女性スタッフBとのWデートなんて展開もあるかもしれませんね!
次回もお楽しみに!!→〔【THE アクアLIVE!!】(case2-24)へ進む〕
前回の記事は(case2-22)から
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★本件のご依頼の背景★
依頼者様(仮名:M様)は34歳の独身女性です。M様が想いを寄せる男性(仮名:Hさん)の調査をして、彼女が判明し自宅・勤務先は特定できました!HさんはM様にも借金していたり、M様とのこれまでの関係も有耶無耶のままになっているはずですが・・・!?彼女と交際しているようです!しかしこの彼女、Hさんに不満を最近感じてきているようで・・・・?
→【M様案件の依頼内容を詳しくおさらいする】
